ぽかぽかノドかな昼下がり。 今日もよか天気~♪とホテルのロビーから対岸を見ると…

向こう岸のまちがモクモク煙に包まれてる!!かっ火事!?ヒィ━(((;゚Д゚)))━ッ!!!

 

 

 

 

いえいえ、ご安心を。実はこれ「かつおぶし」を燻す煙なんですよ~!

指宿ロイヤルホテルから見える港町「山川港」は、かつおぶしの生産が盛んなのです。

さらには、かつおぶしの中でも特に高級品と言われる【本枯れ節】の生産量では、なんと日本一!ヾ(o´▽`)ノ!

 

 

山川港には遠洋漁業に出たカツオ漁船がやって来て、丸ごと冷凍されたカツオがゴロゴロ水揚げされ、

港町に立ち並んだ鰹節工場で、伝統技法によって上質な鰹節に加工されるのです。

 

その鰹節づくりの工程で、燻されたカツオ君たちが入る窯を開けたときに、ぼわゎ~んと町中が真っ白な煙に包まれるのです。

 

う~んそういえばこころなしか対岸のこちらまで、かつおぶしの良い~香りがするような(´ー`*)ウンウン♪

そうそう、指宿ロイヤルホテルのレストランでお出ししている

「カツオのたたき」のカツオも、この山川から来ているのですよ~。

 

 

 

 

 

山川港は鰹節の生産だけでなく、400年以上も昔から「琉球国(いまの沖縄)」と交流があり、この琉球との貿易によって得られた利益によって薩摩藩の財政が再建された、という歴史的にも重要な場所なんです!

そういえば、大河ドラマ「篤姫」の最初の方でも、篤姫様と小松帯刀が調所広郷の屋敷で、ナツメを食べながら密貿易の話を聞くシーンがありましたよね~。篤姫さまの時代から130年以上経ったいまでも、山川の町には「石敢當(せきかんとう)」やエイサーなど、琉球由来の文化や芸能が残っているんですよ♪

 

 

 

 

歴史的な要所として、そして日本の食文化を支える鰹節の生産地として、昔も今も私達にとって大切な山川港。

指宿ロイヤルホテルにお越しの際には、対岸に見える白い煙もぜひ見て下さいね!