【指宿ロイヤルホテルは
ここに集う人々を「幸せにする」企業として、日本一を目指しています】
皆様、こんにちは。
指宿ロイヤルホテルホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
4代目社長を務めております、細川ゆりでございます。
まずは指宿ロイヤルホテルの沿革についてご紹介させて下さいませ。
指宿ロイヤルホテルは、今から50年前の1973年にこの地で開業しました。初代社長の有村芳郎は生まれつき体が弱い人で、当時流行していた肺結核を患ったこともあって、学校に行くことも会社勤めも出来なかったと聞いています。そんな伯父が病床で抱いた夢が「指宿にホテルをつくること」でした。
自然が豊かで、砂むしがあって、温泉があって、農業も漁業も盛んで、何より人が温かくて、そんな自慢の指宿に、たくさんのお客様に泊まりに来て頂けるようなホテルをつくりたい。学歴も、社会経験も、健康な体もない伯父にとって、指宿の皆様と指宿に来て下さる皆様と共に過ごす「未来」を思い描くことは、どれほど「生きる希望」として胸に明るく光り輝いたことか知れません。創業者に代わりまして御礼を申し上げます。
伯父の亡き後は、妻である伯母が、その後は私の両親が、伯父の夢にそれぞれの思いを重ね、時代に合わせながらホテルを経営して参りました。そして2017年からは私が社長として事業を引き継ぎ、おかげ様で今日まで続けて参ることが出来ております。重ね重ね、感謝申し上げます。
2020年に起こったコロナ禍、またそれに関連して起こったいくつかの困難な状況の中では、やはり大変多くの方々に支えて頂きました。お客様、地域の皆様、お取引先企業様、そして一番近くで励まし合い、共に会社を守ってくれた従業員の皆。
宿の灯を消し、お客様を迎えることも、従業員達と一緒に走り回ることも叶わぬ日々の中で、ようやく理解できたのは、「お客様がいて下さって、受け入れて下さる地域と関係者の方々がいて下さって、そして共に生きる仲間がいてくれて、初めて私達は『指宿ロイヤルホテル』になれる」という真実でした。
一人ではとても超えられない「壁」に直面し、改めて、いま私には何ができるのか、当社の経営を預かる「経営者」としてどう生きるべきなのか、この指宿ロイヤルホテルで私達は何を実現したいのかを考えてみました。そして辿り着いたのが、【ここに集う人々を「幸せにする」企業になりたい】という一筋の思いです。
本来なら実業家を目指すなどとても考えられなかった伯父は、周りのたくさんの方々に支えられ、夢であったホテルを創業でき幸せな人生を送ることが出来ました。伯母も両親も私も、指宿ロイヤルホテルを通じて多くのお客様に出会い、良き仲間に恵まれ、本当に幸せです。だから今度は私が、皆様のお役に立ち、指宿ロイヤルホテルに関わって下さるすべての人を幸せにする番なのだと、そう思うのです。
お客様には旅先として、地域社会にはその一部として、そして共に働いてくれる仲間達には「人生の大事な時間を共に過ごす場所」として、指宿ロイヤルホテルが在って良かったと、そう思って頂ける企業でありたいと、心から願います。
株式会社指宿ロイヤルホテル
代表取締役社長 細川ゆり